卒業式の紺スーツを格上げ！ブローチの色選びとマナー【脱・地味見え】

紺は落ち着いた色ですが、顔周りに明るい色が少ないと、全体の印象が沈んで見えがちです。特に日本の一般的な卒業式の会場は照明が控えめなことが多いため、より顔色がくすんで見えてしまうことがあります。

紺スーツは悪目立ちしない反面、集合写真などでは背景に溶け込みやすく、個性が埋もれてしまうことがあります。せっかくの記念写真で「誰がどこにいるか分からない」とならないためにも、写真映えを意識した工夫が必要です。

スーツは、首元や襟元がシンプルなデザインが多く、着る人自身の華やかさが求められます。しかし、そこに何のアクセントもないと、全体的に物足りない印象を与え、「華やかさ」が不足してしまいます。

これらの悩みを一気に解決してくれるのが、顔まわりにアクセントを置くブローチです。たった一つのブローチを添えるだけで、スーツ全体にメリハリが生まれ、表情も明るく華やぎます。次のセクションでは、ブローチを付ける際に知っておきたい基本マナーについてご紹介します。

ブローチは、左胸の鎖骨あたり、スーツの襟元に配置するのが一般的です。胸元のVゾーンの真ん中を意識すると、全体のバランスが取れ、顔まわりが明るく華やかに見えます。肩よりも上の位置につけることで、目線が上がり、洗練された印象を与えられます。

直径6〜9cm程度の、主張しすぎないサイズが最も美しく見えます。スーツの襟幅とのバランスを意識し、襟元から大きくはみ出さないものを選びましょう。大きすぎると派手になりすぎ、小さすぎるとせっかくの存在感が薄れてしまいます。

ブローチの素材によって、与える印象は大きく変わります。

・金属やパール: 光沢感のある上品な輝きは、フォーマルな装いにぴったりです。

・布製: 柔らかな質感の布花は、スーツの硬い印象を和らげ、温かみのある雰囲気を演出します。

・プラスチック: 安価なプラスチック製は、全体の印象を安っぽく見せてしまう可能性があるため、避けるのが無難です。

紺のような落ち着いた色は、顔周りに明るいアクセントがないと、どうしても表情が沈んで見えがちです。ブローチを胸元に加えることで、視線が顔に集まり、顔色がパッと明るく見えます。これは、色彩心理学で言う「光の効果」を利用したもので、控えめながらも顔の印象を劇的にアップさせることができます。

ブローチを胸元につけることで、目線が自然と上向きに誘導されます。これにより、縦のラインが強調され、全身のバランスが良く見えるという効果も期待できます。フォーマルな場で全体の印象を引き締めながら、洗練されたスタイルを演出できます。

卒業式は写真に残る大切な日です。紺スーツは多くの人が選ぶため、集合写真などでは埋もれてしまうこともあります。ブローチは、悪目立ちすることなく、さりげなく個性を主張できるアイテムです。写真の中でも、あなたの存在感を際立たせ、品のある華やかさを加えることができます。

卒業式という「節目の場」では、安心感のある紺スーツに、ブローチという「控えめな華やかさ」をプラスすることで、誰もが好印象を抱く、上品な装いが完成します。

マリーゴールドの花びらの重なりが、より上品に高級感を演出します。

スズランブローチはbell mocaの布花ブローチの中でも一番人気のアイテムです。

コロンと可愛らしいブローチです。

ピンク、イエロー、グリーンのグラデーションが美しいブローチです。

コロンとした小ぶりなブローチ可憐な印象にしてくれます。

杢カラーのラベンダーとグリーンのカラーが優しい印象にしてくれます。

太陽のように明るいマリーゴールドが目を引きます。

人気のミモザとスズランを花束にしたコンパクトなブローチです。

北欧風の朗らかなブローチです。

スーツの硬く、カッチリとした印象に、布花が持つ優しい質感が加わることで、全体がぐっと柔らかく、温かみのある雰囲気になります。布の繊細な重なりや、花びらのふっくらとした立体感は、見る人に優しく、親しみやすい印象を与えます。これは、お子様の晴れの日にふさわしい、穏やかで柔らかなお母様の表情を引き立てる効果もあります。

布花ブローチの大きな利点の一つが、その軽さです。金属や天然素材のブローチは重みがあるため、長時間着用すると肩が凝ったり、スーツの薄い生地を傷めてしまったりすることがあります。しかし、布花は非常に軽いため、大ぶりのデザインでもスーツの型崩れを心配することなく、一日中快適に過ごせます。

布花ブローチの大きなメリットの一つが、手軽なメンテナンスと保管のしやすさです。これは、生花を模したコサージュや、複雑な金属製のブローチにはない魅力です。

生花のコサージュは、式典当日の朝に用意し、使用後はすぐに処分する必要がありますが、布花ブローチはそのような手間が一切かかりません。使用後に軽く埃を払うだけで良く、金属のように変色する心配もないため、次の機会まで美しい状態を保てます。

また、造花コサージュと比較しても、布花はコンパクトに収納できる利点があります。型崩れを心配して大きな箱に入れる必要がなく、専用のケースに入れてもかさばりにくいため、クローゼットのわずかなスペースで保管できます。忙しい中でも手軽に扱え、大切な日の思い出を長く大切にすることができます。

卒業式のためだけにブローチを購入するのはもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、布花ブローチは卒業式後も様々なシーンで活躍する、高い着回し力が魅力です。

シンプルなデザインを選べば、フォーマルな場面だけでなく、普段の着こなしにも取り入れることができます。例えば、

お手持ちのカーディガンやジャケットの襟元につけて、上品なアクセントに。

無地のトートバッグやストールに添えて、華やかさをプラス。

結婚式や入学式、同窓会などのイベントで、手軽に装いをクラスアップ。

布花ブローチ一つで、いつものアイテムが新鮮な表情を見せ、長く愛用できる「お気に入り」になるはずです。